ニューヨークひとり旅、4日目

さすがにちょっぴり朝寝坊。


朝ごはん、やっぱりおいしい。パンプキンスープにサラダ、焼きたてイングリッシュマフィン、たっぷりのベリー。それからフレッシュオレンジジュースとコーヒー。素敵な朝ごはんは、いい1日のはじまり。旅のたのしみのひとつです。
またパーラーで他の宿泊客の方やオーナーさん、スタッフの方とゆっくりおしゃべりを楽しんで、フレーバーティーを頂いて、ゆったりとした時間を過ごすことができました。このパーラー、夜は9時半まで好きなように利用できて、たとえば本を持って行ってフレーバーティーハーブティーを飲んで過ごしたりもできちゃうのです。そんな過ごし方をする予定だったのだけど、毎晩毎晩遊び過ぎて、パーラーが開いている時間に帰ってくることはありませんでした。ちょっと残念。




この日、一番に向かったのは「ニューヨーク近代美術館MoMA)」
その名の通り、モダンアートを思いっきり満喫できちゃう美術館でした。絵画や彫刻に限らず、写真や建築デザイン、コンテンポラリーアートなどをたのしむことができました。他の美術館とはまた違ったスタイルで、建物や館内のつくりまでもがアート。






モネの「睡蓮」は絶対に観たかったの。広い部屋にこの作品が壁一面に展示してあって、しばし見とれてしまいました。部屋の真ん中にあるベンチに座って全体を眺めていると、吸い込まれてしまいそうで何だかとても心が落ち着きました。


 
こんな作品や


こんな作品や


こんな作品や


こんな作品に出会えました。また写真撮りすぎた!




お昼ごはんは、ニューヨークで絶対食べたかったベーグル屋さんへ。友達おすすめのお店へ連れてってもらったのだけど、日本語のメニューもあったりして良心的。まずたくさんの種類の中からベーグルを選んで、それからサンドするフィリングを選ぶというシステムで、もう目移りするしオーダーで焦るし、大変でした。笑
結局、エブリシングというベーグルに豆腐入りのクリームチーズドライトマト、という組み合わせをセレクト。ハードな食感でもっちりしていて、おいしかった!1つでおなかいっぱいになれるベーグル。ニューヨーカーは公園や地下鉄内(!)で食べていたのが印象的。


それからひとりで5番街に向かって、お買い物。名高いブランドが軒を連ねる高級ショッピング街だけど、一度行ってみたかったのです。H&MZARAのような買いやすいお値段のお店もちゃんとありました。


まず向かったのが、ティファニー本店。ティファニーのアクセサリーは持っていないし、わたしはageteみたいなgoldベースの繊細なデザインが好みなので、今まであんまり興味を持ったことがなかったのだけど、本店だし!という理由でいざ入店。当たり前だけど高級感漂う店内にびびる。エレベーターにはボーイさんがいたり。
わりと手の届きやすいフロア(たしか3階かな?)でショーケースを覗いていたら、「NEW ARRIVAL」と書かれたわたし好みのブレスレットを発見。つたない英語で、これを見せてくださいと言って試着させてもらったり、ちょびっと店員さんと会話して、いったん保留に。それからまたフロアを見てまわって可愛いものを見つけたけれどお値段がちっとも可愛くない。でも店員さんは「あなたにぴったりのサイズがあるわ!」と小さめサイズを出してきてくれたり(手は小さいの)、似合うわー!と褒めてくれたり。商売上手!最初に試着したブレスがどうしても可愛くて、ひとり旅記念に連れて帰ってきました。


華奢なゴールドのチェーンに、パール。




それから、友達のおつかいでAbercrombie & Fitchへ。
ここ、まず入り口にイケメンの店員さんが待っていて(なぜか上半身裸だったりする!)観光客は一緒に写真を撮ってもらったりできるの。中に入っても店員さんはみんな美男美女。そして店内はまるでクラブ!照明が落とされていて、店内中がアバクロの香水の匂いで(ちょっと酔った)、クラブミュージックが大音量で流れていて、店員さんもファンキーな感じで話しかけてくる。でも、店内が暗いというのはお買い物には向かないよー。色がよく分からなくて困る。すごい空間。友達に頼まれていたものと、お土産を買ってお店を出るとちょっとぐったりでした。



次に向かったのは、チェルシー。このエリアも可愛いお店やおしゃれなお店がたくさんあって、MARC JACOBSセレクトショップにも足を運びました。




有名なチェルシーホテル。多くの芸術家に愛されたそう。


街並みは古くて趣のある落ち着いた雰囲気。


チェルシーマーケットでスイーツを堪能。


アメリカ!なカップケーキ。あまーい!



ここのブラウニーが最高においしかった!自分へのお土産にも。



それから絶対に行きたかった場所、エンパイアステートビルへ。86階の展望台から見下ろす、きらめく摩天楼は最高でした。今も目に焼き付いて離れません。夜景を見てあんなに感動したのは、涙が出たのは、初めてのこと。


夕暮れ時。


だんだん陽がおちてゆく。360度見渡せるので、色んな風景が見える。


ビルの明かりがきらめき出す。


感動して、動けない。


来てよかった、心からそう思った瞬間。

ひとりで感動して動けないでいると、隣にいた日本人の男の子に話しかけられました。ひとりで来たんだそう。いくつですか?と聞かれたので、「27ですよー」と言うと、「ええー!23歳ぐらいかと思った!」だって。22歳の男の子よ、ありがとう。ここから見下ろす景色に感動して、夕暮れ前から2時間ぐらいずっと展望台にいることや、ニューヨークでの出来事を話してくれたその子は、とってもきれいな目をしていて無邪気に笑う子でした。一緒に感動を分かち合えて、よかったよ。





最後の夜だからと、またみんなで集まってくれて、夜をともに過ごしました。あの男の子2人と過ごすのはニューヨークに来て3回目。その子たちのお友達も来てくれて、おしゃれなダイニングでおいしい料理とワインをたのしみました。お店はオープンテラスになっていて、テーブルにはキャンドルが灯されていて、とっても素敵なお店。


みんなで記念撮影。みんなあったかいひとばかり。一生忘れないよ。


このあと、なぜかカラオケに行こうー!と盛り上がって、夜中までカラオケ。ニューヨークでカラオケに行くとは思いもしませんでした。でも、たのしかったー。ちょっと前の曲しか入ってなかったけれど、aikoを歌ったら「似てる!」と言われてびっくり。みんなaikoをちゃんと聴いたことがないの?それともわたしが鼻声だったせい?

別れ際、みんなで別れを惜しんでくれて、一人ひとりハグをしてくれて感激。ずっと遊んでくれていた男の子のひとりがとってもイケメン君で、やさしいジェントルマンで、そして面白くて、あと数日一緒にいたら恋をしていたに違いありません。その子がハグしてくれた時、ぎゅうっと強く抱きしめてくれたのが嬉しくて、すっごくときめいてしまったよ。きゅーん*


真夜中まで遊んで、さすがに地下鉄に乗るのは危ない時間だったので、友達の部屋で寝て帰ることに。翌朝には帰る準備をして、お土産を買って空港に行かなきゃいけなかったので、寝たのは3時間ぐらいだったけれど。笑
最後の最後まで、よく遊んだ旅行です。