ニューヨークひとり旅、5日目

ついに最終日。
ちなみに6時起きで地下鉄に乗ってホテルに朝帰り。笑


やっぱり素敵な朝ごはん。この日はラビオリでした。さすがに疲れと寝不足のせいで食が進まず。残してしまってごめんなさいでした。でもトマトソースがとってもおいしかった。オーナーさんのおかげで、よく朝ごはんを一緒に食べていた親子もその日の同じぐらいの時間の便で帰ることが分かって、一緒にタクシーで相乗りして空港へ向かうことに。


ほんとうにいいホテルでした。また泊まりたい。




朝ごはんを食べて、急いで荷物をまとめて(というか増えすぎた荷物をトランクに無理やり押し込んで)、職場へのお土産のお菓子を買うためにホテル近くの大きなスーパーへ走りました。ぎりぎりになって焦る!またスーパーでテンションが上がりつつも、あの荷物の多さを考えてお土産は厳選。アメリカらしいざっくりとしたクッキーやチョコレートを買って帰りました。(ちなみに職場では大好評でひと安心でしたー)

空港までのタクシーの中でも、親子とニューヨークの思い出を語り合って、たのしいひと時を過ごせました。いざ空港に着いてお金を払うときになって、わたしの分を渡そうとしたら、お母さんが「もともと二人でタクシーで帰る予定だったんだから、お金はいらないわ」と!いや、払います!とゴネた結果、じゃあ荷物のチップ分をということで受け取ってくれたのはほんの3ドル。実は、その時現金の持ち合わせがあとちょっとで、タクシーにひとりで乗れる額は入っていなかったのです。(タクシーはカードが使えなかったりする)何かあったらどうしよう?お金足りるかなーと実はとてもヒヤヒヤしていたので、ほんとうに助かったし、ありがたかったです。
「たのしい時間をありがとうね」と素敵な言葉を頂いて、空港で別れました。きっとひとりじゃなかったら、見ず知らずのひととこんなにいろんな話をすることはなかっただろうと思うと、不思議な出会いに感謝するばかりです。


空港には早めについたので、スタバの新作ラテ(たしかパンプキンスパイスラテ)を飲みながら旅ノートを書いていたら、いろんなことを思い出して、ニューヨークで出会ったひと達の顔が次々に浮かんできて、ぽろぽろと涙が零れました。
ニューヨークに行ってみたい!と思って、ほとんど勢いでひとり旅を決めて、色々細かく決めていくうちに不安になったりやめた方がいいかなぁと尻込みしそうになったりしたこともあったけれど、ほんとうに行ってよかったと心から思いました。今このタイミングで行けたことは、わたしにとって確実にいい経験になりました。
未知の世界に飛び立って、ちがう空気を吸い込んで。
たくさんの場所で、いろんなものを見て、触れて、感じて。
いろんなひとに出会って、そしてやさしさに触れて。

ニューヨークという街は、とてもあたたかかった。

出会えたすべてのひとに、街に、心から感謝した旅でした。
そして自分と向き合って、自分がすきになれた旅でした。


またいつか絶対来るから、と心の中でつぶやきながら飛び立ちました。




行きも帰りも、機内ではたくさん映画を観たけれど、帰りの飛行機で観たSATCは忘れられません。いろんなセリフに心を動かされたし、ファッションもとても素敵だった。ネタばれしちゃうので内容は書かないけれど、自分を信じること、友達を信じること、愛するひとを信じること。いろんなことを教えてくれた映画でした。劇中に出てきた場所が自分が行った場所だったりしたのも嬉しかった。単純。




帰りの方がおいしかった、機内食


爆睡していても、食事のときはぱっちり目が覚める。


日本に着いて空港を出ると、やっぱり迎えにきてくれたお母さん。とにかくたのしかったの!と力説するわたしの話を、自分のことのように嬉しそうな笑顔で聴いてくれてありがとう。遅い時間だったのに迎えにきてくれてありがとう。

ただいま。



忘れられない、2008年の夏休み。